食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06260120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus oryzae AR-183株由来食品用酵素エンドポリガラクツロナーゼの用途拡張に対する安全性評価について科学的意見書を公表
資料日付 2024年4月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月5日、遺伝子組換えAspergillus oryzae AR-183株由来食品用酵素エンドポリガラクツロナーゼの用途拡張に対する安全性評価について科学的意見書を公表した(3月12日受理、PDF版10ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.8701)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素エンド-ポリガラクツロナーゼ((1→4)-α-D-ガラクツロナン グリカノヒドラーゼ EC 3.2.1.15)は、遺伝子組換えAspergillus oryzae AR-183株を用いて、AB ENZYMES GmbHにより生産される。
 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは当該食品用酵素を食品製造工程5工程にて使用する場合、安全性上の懸念は提起されないと結論した。その後、申請者は当該食品用酵素の用途として2工程を追加する用途拡張を要請した。EFSAは本評価にて、以下の総計7工程の食品製造工程における使用を対象とし、当該食品用酵素の安全性評価を更新した。
 1. ジュース製造用の果物・野菜の加工工程
 2. ジュース以外の果物製品・野菜製造用の果物・野菜の加工工程
 3. ワイン及びワインビネガー製造用の果物・野菜の加工工程
 4. 蒸留アルコール飲料製造用の果物・野菜の加工工程(新規追加)
 5. ブドウ以外からの蒸留アルコール飲料製造用の果物・野菜の加工工程(新規追加)
 6. 脱粘液(demucilation)によるグリーンコーヒー製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 7. 香料製剤としての植物抽出物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程
 総有機固形物(TOS)残留物は、3製造工程(工程4、6、7)においては最終製品から除去されるため、食事性ばく露は、残りの4工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.087 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回の科学的意見書にて報告した無毒性量(試験された最高用量である1,000 mg TOS/kg体重/日)と組み合わせ、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、少なくとも11,494のばく露マージンを導出した。前回評価時に提供されたデータ及び修正されたばく露マージンに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、修正された意図される使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8701
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